まさかの第1話ぶりにリアルタイムで視聴できた第4話!祖母に「まさかあんたが時代劇を観るなんてねぇ…」と言われたので返事をしようとしたら「そりゃそうや、シゲが出てるんやもん」と、私よりも先に母が勝手に答えていた。ドヤ顔で。まぁ言いたいことは同じだったけどね…私も答えてたらドヤ顔してたのかなぁ…(笑)
氷ノ介が自分の息子であることをはじめ、氷ノ介と自分の過去の話をするシーンから始まった第4話。また丁髷姿の自担…じゃなくて氷ノ介が観れるとは。ニヤニヤ。そんな極楽組と名乗る、なんとも罰当たりな集団のトップである氷ノ介。今回もめちゃくちゃ悪い顔してる…好き…。(おい) そんな氷ノ介を捕まえるため「この寺に留まって欲しい」と吽慶にお願いをする光圀公。一体どんな作戦なんだろうか…。
京の里から荷物がたくさん届く。ウキウキしている泰姫が可愛い。癒しでしかない。光圀公に、火事で焼けてしまった書物の写本をあげる泰姫。喜んでいる光圀公も良い笑顔で、その笑顔を見て顔をほころばせる泰姫も可愛い。泰姫がいると、周りの人間が笑顔になっていく!
吽慶が集中して仏像を作っていると、ふと視線を感じて…後ろで、涙を流す了助がいた。理由を聞くと、その仏像が、浅草で侍に殺された了助の父親にそっくりとのこと。侍に向かって「たとえこのような身に落ちぶれたとしても、命を惜しく思うことは万人と同じでございます!」と言った父親が、次の日にはおらず、そこには血の跡だけが残っていた…。大切な人を殺された了助は、吽慶と同じように殺した人間を執念で探して見つけ出し、そして報復すると言う。今、口から出た言葉というよりかは、遥か前から心に決めていたような印象を受けた。だが、吽慶はそれを止めようとする。自分が歩んできた道は茨の道であり、死んでも極楽には行けないと言うのだ。「今の了助なら死んでも極楽に行けるし、そこで父親と並んで蓮のうてなに座ることができる。いや、座って欲しいのだ」と力強く伝える。
場所は変わって、氷ノ介率いる極楽組のアジトを突き止めた拾人衆の巳助と亀一。聞き耳の達人である亀一が、アジトで話している会話を盗み聞きすると…なんと、吽慶がいる寺を焼き払おうと言っているではないか!それを聞いた巳助がアジトにもっと近づき、隙間から中を覗く。すると物音をたててしまい、両火房に追われる巳助。隠れていそうなところに手当たり次第刀を刺していく両火房マジで怖すぎ。絶対寿命縮んだ。「久しぶりに、天に立ち昇る紅蓮の炎が見たい。ただ燃やしたいのだ。この手を切り落とした父親も、憎き徳川の小倅も、共に焼き尽くしてしまえば皆同じ、清らかな灰になる」恐ろしく悍ましいセリフを吐く氷ノ介だけど、それでも美しいと感じてしまう私はおかしいのか……。アジトで話していたことを徳川家家臣の中山たちに報告する亀一と巳助。光圀公にも伝えるように命じ、さっそくアジトに向かう家臣たち。アジトの外で光圀公も合流し、中に突入!しかし中は間抜けの殻。なんだ、逃げた後か…と思いきや、氷ノ介が仕掛けた罠が。光圀公がいち早く罠に気付き、家臣たちの安全は守られた。隙のない心に洞察力…そりゃ光圀公カッコいいって。こんなの、家臣からも慕われるに決まっているじゃないか。氷ノ助と両火房は、吽慶がいる寺から遠くに逃げたらしいが…油断大敵。なんたって、氷ノ介のミッションは父親を襲うこと。「警護を緩めるな!」と警告する光圀公、大正解だけど氷ノ介からしたら厄介極まりない(泣)
京から届いたお菓子をお世話になっている吽慶にあげた泰姫。夜の縁側で、徳川家家臣の中山と一緒にお菓子を食べる吽慶。話をしている中で「光圀公は浅草に近寄ろうとしない、浅草寺のあたりは頑なに」という不可解なことを吽慶は聞くことになる。浅草寺と聞いて、了助の父親が殺された時の話を思い出した吽慶。まさか、了助の父親を殺した侍というのは……。
氷ノ介と両火房の似顔絵を見つめる光圀公。両火房の顔を見て“悲しげ”と表現し、氷ノ助の顔を見て“どこか恐ろしく、誰も寄せ付けない”“目が石つぶて”と表現。泰姫には、この2人の仲は良いと思えないそうで…。人の心を温かく、そして笑顔にすることが得意な泰姫は、きっと人の心に寄り添える人。そんな泰姫が、氷ノ介と両火房の関係性を見抜いた…?
夜中、寺に忍び込む極楽組。光圀たちも待ち構えており、寺での戦いに。氷ノ介の目的はあくまでも父親。他の者が斬り合う中、父親を探す氷ノ介。そこに現れたのは…了助!吽慶に作ってもらった棒でやっつけようとするが、気がついたら首元に刀を当てられて…。それでも氷ノ介に強気な了助。ついに氷ノ介が刀を振りかざそうとしたその時!吽慶が現れる。父と息子の直接対決、再び。実は剣だった木刀“不(うてな)”を取り出し、激しく刀をぶつける。斬りかかる氷ノ介に、不(うてな)で対抗する吽慶。後ろにこけた吽慶に容赦なく襲いかかる氷ノ介は、名前の通り、とても冷たい目をしていた。吽慶が立ち上がり、氷ノ介がクルっと一回転すると…氷ノ介の腹から血が滲み、吽慶の背中には刀が刺さっていた。吽慶の恨みを晴らすため、果敢に氷ノ介の前に出る了助。吽慶に作ってもらった棒を振ると、氷ノ介の刀でものの見事に真っ二つにされてしまった。吽慶のついでに殺されかけた了助だったが、ずっと両火房に足止めされていた光圀公がここでやっと助けに来る。腹を切られながらも、光圀公と戦う氷ノ介だったが…光圀公の力には勝てず、目的であった父親はおそらく仕留めたと踏み、華麗に逃げていった。
吽慶はというと、かろうじて話せるが長くは持たないといった様子。とにかく休んで欲しいところだが、ここからまぁ喋る喋る。了助と光圀公に見守られているのだが、了助に、刀を鞘に封じることを条件に“不(うてな)”を渡すし、了助が居なくなって光圀公と2人きりになると、了助の父親が殺された時の話をし出すし。でも、途中で出てきた了助の父親が出てくる回想シーンは、明らかに光圀公の過去の記憶で…。しかも光圀公に、了助の父親代わりになって欲しいと頼む。「私は決して父親代わりになど務めてはならぬ人間なのです」と断る光圀公だが、了助を鬼にはしたくないと頼み込む吽慶。最後に、息子の話をしてこの世を去った吽慶。今はどんなに憎き息子でも、愛していた頃の思い出もしっかり残っていて。それを死に際に言うなんて…吽慶さんが泣かせてくる…!!!
またもや大切な人を殺された了助。吽慶からもらった“不(うてな)”を振り回し、泣き叫ぶ。一方光圀公は、朝顔に向かって意味深な独り言をつぶやき…。回想シーンでお顔は映らなかったものの、了助の父親を殺したのは、やはり光圀公なのか?「徳川御三家の刀の切れ味、見せてくれよ」と言われて切ったのか?
父親が死んだ理由を了助は知らないが、自分は知っていると言う光圀公。表面張力で留まっていた涙が、ポロポロとこぼれ落ちていく。そんな光圀公に対し、泰姫は「死んだ人の安楽をお祈りし、残された子の行く末を見守っていこう」と。女性は強い。やはり、光圀公は泰姫と夫婦になって正解だった。
次回予告で、ゲストの舘ひろしさんが登場!光圀公に追われる氷ノ介!やんちゃそうな過去の光圀公!そして…両火房の顔の傷に触れる泰姫…!?いやいや、情報多すぎ。頭がついてこない。気になることが盛りだくさんすぎて…。このドラマは全8話を予定しているそうなので、今回で前半が終了。次回からは後半に突入するのだが、時間が過ぎるのが早く、きっと最終回までもあっという間なのだろう…。