梅雨の季節に聴きたくなるジャニーズ雨ソング8選
ほぼほぼ日本中が梅雨入りしたということで、今年もジメジメとした季節がやってきた!個人的に雨のにおいは好きじゃないけど、音はわりと好きで。静かな空間で雨の音だけがサーっと降っているのも良いし、屋根にポツリポツリと降っているのも良い。雨で嫌なことが流されるというか、心が洗われるというか。(雨水汚いとか言わないで) そんなこの時期に聴きたくなるジャニーズの雨ソングがありまして。雨を失恋の涙に例えているものや「止まない雨はない」と元気付けてくれるものなど…。空から降る雨を感じながら、つい聴きたくなるジャニーズ雨ソングをご紹介。
『ヒカリノシズク』(2016)
『ヒカリノシズク/Touch』NEWS
1曲目はこちら!加藤さんの小説が原作のドラマ『傘をもたない蟻たちは』の主題歌。落ち込んだ心に寄り添って、次の一歩を踏み出す勇気をくれる曲。私は2番の、サビ前の自担が歌うこのフレーズが好き。
この手の中 握りしめた
涙もきっといつの日にか
輝きへの一歩になる
そう信じて
歩き出してみよう
Music Clipでは、広いスペースにポツンと1脚の椅子があるシーンも、傘をさした人たちの中で傘をささずに立っているシーンも、まるで歌詞の中の主人公の心の中を表しているようで…。メンバーの切ない表情に雨が流れて、まるで泣いているよう。最初はこんな暗い感じだけど、徐々に曇天に光が刺して…完全には明るくならないけど、これが、心が落ち込んでいる時に希望がふと差し込む瞬間を表しているんじゃないかと思っている。
『雨のMelody』(1999)
私のカラオケの十八番。(知らんがな) この曲の雨は、歌詞の最後にもあるように静かな雨。2番の途中で
雨に煙る駅の前で
不意にきみと すれ違ったよ
ともあるし、霧のような細い雨なのかなと。そんな視界不良の中ですれ違った人が好きな人だと気付いたのは“香り”。次に紹介する曲でもそうだし『愛のかたまり』の歌詞にも出てくる“香り”。歌詞という視覚の情報なのに、視覚以外の情報も飛び込んでくるのが不思議。
『硝子の少年』(1997)
『硝子の少年』KinKi Kids
KinKi Kidsさん2つ目はデビュー曲のこちら。なんてったって、歌い出しが
雨が踊るバス・ストップ
ザーザーと、強めの雨が地面に打ち付けて跳ねるようなイメージ。私はカラオケで何度もこの映像を見ているけど、歌詞を読めばほぼほぼ皆同じ情景が浮かぶのではないかと思うほど、的確な歌詞。KinKi Kidsの雨ソングといえば他にも『欲望のレイン』があるけど、KinKi Kidsばっかりのラインナップになるので…。ただ、哀愁漂うKinKi Kidsの歌声と雨の掛け算は間違いなく中毒性がある。
『優しい雨』(2014)
『come Here』KAT-TUN
眠る前に、雨音と一緒にしっとりと聴きたい曲。この曲の恋人が愛され過ぎていて、勝手に心が和む…。言葉ひとつとっても優しくて、この愛に包まれて眠れるなんて、しあわ…せ……(爆睡)みたいな。少し短めな曲だけどKAT-TUNの特徴的な歌声も堪能できるし、淋しい心が満たされていく。
今夜は もう少し話そうか
行き交う傘の波 逆らって 息を切らして 駅へ急ぐよ
映画のような展開の歌詞でも、歌い手がKAT-TUNなのでしっくりくる素晴らしい曲。
『大阪レイニーブルース』(2004)
あれはそう三年前の凍えそうな雨の夜
と、回想から入る歌詞。アイツと恋が始まった夜とアイツが消えて遠い空へ行っちまった夜、そして今も雨が降っている。来世でも会いたいくらいに愛していたオマエを亡くした悲しみは、こんな壮大な恋愛をしたことがないのでわからないけど。それでも、何か恋愛でなくとも、物思いにふけりたい時に聴くとしっくりくるというか。この曲の世界感に入り込んで、思いっきり泣いてスッキリするのもアリ。
『Imitation Rain』(2020)
『Imitation Rain』SixTONES
私のiPod nanoには入ってないけど、YouTubeでも聴いたし、なにより昨年テレビで流れまくっていたのでよく聴いていた曲。グループ全体の歌唱力が高いから安心感があるし、英語の発音もさすが。歌はもちろん映像もカッコいいし、外国の人にも刺さるような演出。ワールドワイドに活躍することを期待されている!なんて羨ましいんだ!この曲を作った方はかなりの大物だけど、タイトルや曲負けしないパフォーマンスに心が踊る。どこか、美術作品を鑑賞したような感覚になる。
『アイアイ傘』(2008)
『アイアイ傘』テゴマス
「やまない雨だね…」
セリフから始まる物語。好きな子に想いを伝えなきゃと思いながらも、まだ伝えられていないもどかしさ…!アイアイ傘でグッと距離が近づいて、雨が背中を押してくれているような。雨も悪いもんじゃないなって、この曲を初めて聴いた学生時代にそう感じた。テゴマスの曲は物語性があって*1、感情移入しやすい。そして、これはこの曲だけじゃないけどハモりたくなるのがテゴマスの曲!(カラオケ行きたい…)
『太陽のナミダ』(2008)
『太陽のナミダ』NEWS
山下さん主演の映画『クロサギ』の主題歌で、元祖NEWSの雨ソング。映像ではめちゃくちゃ雨かぶってて、これぞまさに“水も滴る良い男”!自担の歌唱パートが鬼短いけれど、この曲の雰囲気*2が私も母も好きで、親子で大好きな曲に。ダンスもカッコいいし、またコンサートでも観たい!全体がクールにキまっているので、気分が高揚し過ぎないくらいの程よい「キャー!」が私の心の中にあって、コンサート直後みたいに「また明日からも頑張ろう」と思える。
他にも雨ソングはあるけれど、私はこのラインナップをよく聴いている。雨ソングといえど、色んなタイプがあるから面白い。同じグループの同じ曲でも、歌う時代によって感じ取り方が変わるから何度でも聴いていられる。雨といえば憂鬱なイメージがあるけれど、意外とそんなことないのかも?と思わせてくれる名曲ばかり。眩しい夏が来るまで、今年も雨ソングを聴いて心を落ち着かせたい…。
*1:作詞家のzoppさんが前にどこかで「テゴマスの曲には物語があって主人公もいる」的なことを仰っていた
*2:他だとKinKi Kidsさんの『ボクの背中には羽根がある』