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12th Album『音楽』

まず、今回のアルバム名が『音楽』と知り、タイトルに衝撃を受けた。NEWSがデビューして以来初めての日本語のタイトル…。ずっと英語1単語で、あえて統一させていたと個人的に思い込んでいたから、とにかくビックリした。どうしても自分の中の法則が崩れてしまい納得ができなくて「“音楽”と書いて“メロディー”と読む系か?」とあらぬ方向へ深読みしてしまっていた。結局ラジオでそのまま“おんがく”と読むことが判明し、自担の口から言われたのもあり、ストンと腑に落ちる音が聞こえた。

7月中旬〜下旬は他の現場があったり、他の趣味にも忙しかったりしたので、あまりNEWSのことを考える暇がなく…。とりあえず一区切りついたところでアルバムを予約。今回はタワレコさんで予約することに。数年前にタワレコさんで予約したCDのケースにヒビが入っていて、交換することになったという過去があるんだけども…今回タワレコさんを選んだのには理由があって。タワレコさんのオンラインサイトで、特典のシリアルコードの表記が“「音楽」&「LOSER / 三銃士」連動キャンペーン シリアルコード”となっていたから。もし、単なる表記の違いだったら意味がないんだけど…ジャニーズエンターテインメントのサイトの表記では“「音楽」発売記念キャンペーン シリアルコード”とあるので、前回のシングル『LOSER/三銃士』でシリアルコードが無いCDを買ってしまった私の助け舟なのでは?と思って購入してみた。結果は……単なる表記の違いだった。期待はしてなかったけど。ということで、連動キャンペーンの動画は観れないことが確定した。追加でCDを買うほどのお金は無いので仕方がない……。

仕事でフラゲはできなかったけれど、実家の母がコンビニまで取りに行ってくれたので…実家に帰ったらアルバムがお出迎えしてくれる状態だった。ありがたや〜(合掌) 今回のアルバムは、3人になってから初めてのアルバム。シングルはコンスタントにリリースしていたので、シングル曲多めのラインナップとなった。-Interlude-を除くと、シングル曲が8曲、そしてアルバム曲が7曲という内訳に。『BURN』以降のシングルについては既に感想を書いているので、今回は省略する。

 

1.“Introduction” -Interlude-

CDを取り込む際に間違えて再生してしまい、冒頭の“キーン”というなんとも言えない音に眉が吊り上がってしまったのは事実だけど。語りの松たか子さんの優しい声がすぐに聞こえてきて、安心した(笑)そして

小さな星が地球に落ちた。

のなら…と、なんとなく納得してしまった。耳で音を食べるという星に

「じゃあ、君の食べたことのない『音楽』を教えてあげる」

と男が言い、NEWSのアルバム『音楽』が幕を開ける…。

2.TRIAD

ラジオでは何回か聴いたことのある曲。イントロの休符の存在感が大きいなと感じていたけど、これってもしかして…星が耳で1音1音全てを食べて飲み込めるように待ってたりする…?

3.LOSER

4.カノン

アルバムのタイトルに寄せた曲名にしただけと思いきや、あの有名な『パッヘルベルのカノン』のメロディーから始まるとは…。しかも、レコードで聴いているかのようなノイズが入っていて、どこか懐かしさもある。そして2番に突入したら歌声の後ろでカノンが鳴っている!クラシックが夏の爽やかな曲に生まれ変わっているのも驚きで、すごく遊び心のある曲…好き…。

5.“Rhythm” -Interlude-

星は初めて心臓の音を感じ、

って、ひとつ前の『カノン』のサビの歌詞と連動してる…?星は“その気にさせるくらいの夢”があると自覚して、自分の心臓の音を初めて感じたのかな?(深読み大好き) コンサートの合間に、映像に合わせて手(いや、ここはカスタネットか?)を叩くとかありそうじゃない!?みんなで星にリズムのご馳走を。

6.ポリリズム

メリーゴーランドみたいなイントロから、ガラッと世界が変わる。ただこの世界…知ってる。作曲を手掛けているのが、毎度おなじみの☆Taku Takahashiさん!知ってる世界だから安心感もあるんだけど、ラップ以外のところでもかなり韻を踏んで遊んでいたり、サビの最後のリズムを変えてきたり(もしかして歌はそのままでパーカッションが3拍子なだけ?)で面白い。

7.チンチャうまっか

大きなフォークを持ってニコニコしてる増田さんが頭にめっちゃ浮かぶ〜(笑)世界の言葉で“美味しい”を表現している歌詞が特徴的で、普通に勉強になる!そしてサビの歌謡曲っぽいメロディーよ。ラップとのギャップも凄いし、それでいて振り付けとのギャップもたまらん。

8.三銃士

9.“Melody” -Interlude-

夜空を流れる星の光の筋が楽譜に見える世界線に私は生きてないわ…。おとぎ話のようなシチュエーションで、夜空に浮かぶメロディーを口笛で鳴らす男……ってきたらもう次はあの曲しかない。

10.ビューティフル

増田さんのドラマ『レンタルなんもしない人』の主題歌。ドラマの内容と歌詞がマッチしてて、

比べたって意味はない 君だけのライフ

君は 君のままで ビューティフル

特にここの歌詞が好き。ドラマの世界観のまま、あの緩い感じのままで、人間として生まれたらぶち当たるであろう疑問の答えを教えてくれているような曲。

11.pink moon

アルバムの中の曲としての立ち位置というか、曲の雰囲気というか…『WORLDISTA』でいう『リボン』のような曲。静けさの中に芯の強さがある所が、このアルバムのスパイスになっている気がする。まず、増田さんの歌声から始まり、楽器の音が少なければ少ないほど魅力が引き出される、そんな歌声だな…と思っていたら、小山さんの歌声が、舌の上でゆっくり溶けていくチョコレートみたいに優し過ぎる…!3人とも力を込めずに、楽に、なんなら吐息混じりで歌うから、他の曲との違いがより濃く出ていて。これぞアルバムならではの楽しみ方…!

12.“Harmony” -Interlude-

「拍子は一拍じゃ、リズムにならない。

音もひとつじゃメロディにならない。

コードもみっつの音からできるんだ。

現在のNEWSの人数である“3”を前面に出したストーリー。“ひとつでは成立しない”という言葉を“NEWSは3人じゃないと成立しない”と置き換えてってことでいいですか…?

13.KMK the boys rock you all!

いい意味で…思ってたんと違う〜!!!コーラスが厚くてゴスペル感出てるし……今までにないジャンル過ぎて、演出の想像が出来なかった(笑)途中でカスタネットの音もしてた?ここで鳴らす?色んな楽器が出てきてすごく自由を感じる曲。C&Rで盛り上がること間違いなしなんだけど、あの特殊なブレスライトを使ったりする…?

14.カナリヤ

この曲といえば…3人になったNEWSの“決意”を見た曲。あの『24時間テレビ』でのパフォーマンスは一生忘れないだろう。魂を削って、全身で歌を届ける3人を見て、少し安心したような、でも少し心配でもあって。シングルとして手元に届いた時も、やっぱりあの時の3人が頭に出てきた。だけど、あの時のことは一旦置いておいてこの曲と向き合ったら…小山さんの低音は響いてるし、増田さんはのびのびと歌っているし、加藤さんの高音が美し過ぎるし……メンバー1人1人の個性を最大限に活かした曲だと気づいた。少々重く受け入れ過ぎるというか、感情移入し過ぎるというか…そんな私にとっては、シングルとして出た時に、この曲に対する想いが少し変わった思い出がある。

15.走れメロスのように

3分の2教え子やないかーい!ということで、この曲、なんと作詞はあの武田鉄矢さん。イントロから感じる合唱曲み…今までのNEWSには無かった曲だから新鮮!2番の小山さんパート、1番のオクターブ下がメロディーになるのが良い。小山さんの低音が堪能できて、耳が幸せ過ぎる。

16.Dischord” -Interlude-

語りの後ろで、チューニングをする音…と思いきや、不協和音が鳴る。口の無い星は黙って耳を塞ぐことしかできないのか?「僕に口があれば…!」と思う星。心がガタガタと震え……星は叫んだ。いつのまにか、星にも口が生まれていた。願ったから叶ったのか…?それとも……。

17.BURN

18.ReBorn

19.“Music” -Interlude-

“不協和音”=“音楽の喧嘩”だったことがわかる。男と星の別れは悲しいものではなく、前向きで明るいものだった。

20.未来へ

21.Coda

コンサートで、NEWSとファンで大合唱したいやつ…!歌詞にある“光”や“君”って、もしかして-Interlude-に出てきた“星”のことなのかな?曲自体はシンプルな構成で、この“音楽”というシンプルなテーマにぴったり。“Coda”ということは、楽譜の最後の部分を表し、このアルバム全体が1つの楽譜の様な捉え方が面白い。曲の後に、松たか子さんの語りが入っていてびっくりした。たしかに、曲が短い感じがしたし、再生時間を見るとまだまだ先があって。「もしかしてアウトロがめっちゃ長いのか?」と思ったけど、松たか子さんの声が聞こえて驚いた。男と星は、ついに離れ離れに。去っていく男を見て星は気づいた「僕には口が無かったのに、どうして今まで僕と話ができたの?」と。「初めから君の中に音楽があったから」と答える男。誰の心の中にもある音楽。星の「これからも歌い続ける」という決意は、NEWSの代わりに言っているのかな〜なんて思ってしまった。最後に聴こえる、息を吸う音。ここからソロ曲が始まるのがどういう意味を表すのか、つい考えてしまう…。

22.Refrain(小山さんソロ)

さ、爽やか〜!!!(静岡の有名なハンバーグ位の) 白い衣装確定?でも今小山さん日焼けして黒いよね?髪色もそのままなら『DIAMOND』のオープニング再来か…!?制作陣があまりお見かけしない方々で「ヒロイズムさんじゃないんだ〜」と思っていたけど。幸せ溢れるこの歌詞は一体何なの!?歌詞カード読むだけで心が穏やかになるんだけど?掴みが最高だし、途中の和のパートもお気に入り。

23.XXX(増田さんソロ)

タイトルからして危険な香り…。なのに制作陣がいつもの危険な組み合わせでしょ?危険な曲で決まりじゃないの…。歌詞だけ見てても感じる大人のエロさ。全てを分かった上で理性を捨ててるのヤバ過ぎだって。増田さんの気迫を円盤で感じられるということは…生で見たら失神する人出そう(笑)前回のソロとの落差が半端ないし、その世界観に溶け込むのがうま過ぎて多重人格か?って。これまた初めてコンサートに行く人は、増田沼にどっぷり浸かるんだろうな…。

24.Agitato(加藤さんソロ)

タイトルの“Agitato”、どこかで聞いたことあるなと思ったら音楽用語だった。興奮とか、感情の高まりを表現するんだけど…ここ数年のソロ曲と比べると、イントロからしてわかる感情の高まり!“ritenuto”で同じフレーズをゆっくりしたテンポで歌う所も、興奮・冷静を表現しているのかな?と思った。今回のソロは、歌うというか語るような曲なので…どんな演出で披露してくれるのか、ワクワク!

 

【TRIAD Music Documentary & Music Video】(初回盤A収録)

ドキュメンタリーが先だって、選択画面を見るまで気付かなかったし、気づいたら「何で?」って思った。でも、全て観たら「そんなこと思ってないで、さっさと見なさい」と過去の私に言いたくなった。

スタジオには沢山の楽器。その中でも特にエフェクターに食いつく加藤さん。子供みたいで可愛い。その流れでギターにたどり着く加藤さん、絶対弦楽器の先生と話しまくっちゃうでしょ!打楽器ではティンパニーからの、増田さんがドラムに挑戦。「カッコいい」「ドラマー感強い」と小山さんに持ち上げられて?スティックを回す増田さん(笑)形から入るの面白過ぎる!ガチガチでドラムを叩く増田さんがヤバかったけど、なかなか見れない映像だったから良き。ハープは楽器自体がレアなのに、それをアイドルが触ってる時点でもう…。加藤さんが触ってて綺麗な音色だったけど、先生が触ると音色も音量も違う!きっと指の皮が厚くなる系だわこれ。しかしレコーディング中なのにリアクションしちゃう小山さんが可愛いのなんの…と思っていたら、ここで増田さんの才能が露わに!ハープの天才だわ。ドラムも上達速いけど……なんでずっとハイハットがオープンなの?って疑問が頭から離れなかった(笑)小山さんがティンパニー、加藤さんがヴィブラフォンに触って「楽しいけど大丈夫?」って。ここはもうTakuさんに任せるしかない!ピアノを小山さん、電子ピアノとアナログシンセサイザーを増田さんが触って…こんな色んな楽器をプロにパーソナルで教えてもらえるのってなかなか無いから羨ましい。加藤さんはクラウドでも言っていたけど。鍵盤でもハープでも…グループ全員で指負傷する機会ってそうないよね(笑)ギターのシーンで加藤さんの本音というか、自虐?を聞けて、エレキギターでは無茶振りされて困る加藤さんが見れて。小山さんはサックスで良い音出してるしすご…。ダブルベースではまた指!?加藤さんの指が弾け飛んで無くなりそう(笑)喉ちんこの次は指飛ばす?モジュラーシンセサイザーは増田さんに戻って、これを加藤さんに触らせたら一生終わらないと思われたのかな…だから増田さんだったのかな…なんて考えてしまった(笑)モジュラーシンセサイザーシンセサイザーの原型という感じで、面白い音ばっかり。なんか昔こんな音の出る銃の形のおもちゃあったよね?みたいな。そして最後の楽器は、声。NEWSとTakuさんが作る、ピュアな音楽とは…。

MIXしてもらったとはいえ、NEWSが弾いた楽器に合わせてNEWSが歌っているのが面白い。声も楽器のひとつだから…つまりはNEWSが奏でる音楽のみで作られた曲!?こんなこと今までに無いから、そう考えるとレア。これだけ活動していると、大抵のことは経験してしまうけど…まだやったことのないことがあった!沢山の楽器を使っているのもそうだけど、色んな種類の音楽が詰め込まれているのも面白い。この1曲を聴くだけで沢山の曲を聴いた感覚になる!

 

【“NEWS”と“音楽” -Interview & Human Documentary-  KOYAMA×KATO  KOYAMA×MASUDA】(初回盤B収録)

小山さんがMC?インタビュアー?となり、加藤さん、増田さんの音楽との関わり方を紐解いていく。

NEWSが3人になり今一度考えた時、バラエティーや他の仕事は1人でもできるけど“音楽”は3人じゃないと、と思っていた加藤さん。“解散”という言葉もあったけれど、まだ3人でのNEWSに可能性を感じて続けてくれたことに感謝したい。NEWSのことを理解した音楽チームが選んだ曲に対して、今まで何も言ってこなかった加藤さん。一方増田さんはどんどん思ったことを言って音楽チームと議論していくタイプ。歌割りや歌詞にもこだわっていた様子が窺える。今回のアルバム『音楽』について、コヤシゲは好感を持っていたが、増田さんはどちらかというと否定的だった。自分達で“音楽”というタイトルを掲げるのは「恥ずかしい」と思ったそう。「俺らの音楽ってこれです!」「聴いてください!」という風に捉えられたくないと。音楽を愛しているからこそ、より慎重になっているのかな…繊細な部分に引っ掛かるものがあったのかな…と思った。初めは否定的だった増田さんがこのタイトルでいこうと思えたのは…「ここまでやってきた事に対して、聴いてくれる人がどう受け取ってくれるか答え合わせがしたかった」から。私は6人時代からのファンだから、4人、3人と人数が減っていくのを見てきた。だけど、人数は変われどNEWSはNEWS。当時はもちろんこんな風には思えなかったけど、私たちの人生が“進学”とか“引っ越し”、“就職”とか“離婚”…という風に変わっていくように、NEWSの人生も変わるものなんだと。でも、どんなに変わっても、NEWSはNEWSだよねって。この考えが私にはしっくりきたので、今の今までそう思って応援してきた。そんな私がこのアルバムを聴いて思うのは……いつもその時のNEWSにとって最高のパフォーマンスをしてくれていると感じている。いつだって自分と向き合い、グループの中での立ち位置を考えているからこそ、その時の自分にとって、NEWSにとっての最高値がわかるし、そこに焦点を当てることが出来ている。だから、私はこのアルバムを聴いてホッとした。

なぜ増田さんと違って加藤さんは音楽チームに何も言わないのか…そこにはハッキリとした理由があった。それは、音楽チームが出してきた曲に対して自分を含め色んな人が意見を言うと、曲の角が取れて普遍的な作品になってしまうから。あくまでも個人の意見と前置きした上で「もの作りは、作りたいと思った人をなるべく信じる。その上で、自分の個性を放出する」というのが加藤さんのスタイル。だけど『チャンカパーナ』のセリフ「美しい恋にするよ」が唯一嫌だったようで…。個人的には嫌でも、自分の音楽に対する思想をNEWSに持ち込むのは違うと考えていた加藤さんは“だからこそ自分がこのセリフを言うのが面白い”と思ったそう。ここまで客観的に考えられる人間がいるNEWSは、恵まれている。

NEWSの代表曲である『weeeek』の

大人になるってどういう事? 外面良くして35歳を過ぎた頃オレ達どんな顔?

かっこいい大人になれてるの?

という歌詞、まさに今のNEWSが35歳を過ぎた頃で。ここ数年この歌詞を意識していた増田さんは、またGReeeeNのHIDEさんに曲を作ってくれないかとお願いして…HIDEさん側も喜んでくれて、曲を作ってくれることに。NEVERLAND〜STORYの四部作を完成させたNEWSは、その先からが勝負だったし、今回のアルバム『音楽』もきっとそう。今回のアルバムは、NEWSが3人になってからのシングルが全て入っていて、その数8曲!1つのアルバムに8曲もシングルが入ってることってある…!?めちゃくちゃ異質なアルバムなんだけど、たくさんの仕事に巡り会えて、今のNEWSに期待してくれている人がいるからこそのアルバム。“自信が積み重なって、勝負をかけたくなった”って、増田さんの名言出ました!

「体温を感じる曲がNEWSらしさで、大事にしたい」とした上で、めちゃくちゃ言葉を選んでファッショナブルな曲、色気を感じる曲をNEWSの曲にしたいと思っている加藤さん。魂の叫びをひしひしと感じる曲をこれからも新たに迎え続けるのかと思いきや?加藤さんは方向を変えていきたいみたいで。しかもこういう場で言うということは、期待しても良いってこと…?東京の30代の3人の男性が魅せる色気…楽しみにしています!!!

今回のアルバムで、加藤さんは短編を書き、増田さんは曲を担当(プロデュース)。増田さんが王道ラブソングをオーダーしたのは、過去に『madoromi』を作ってくださったKacoさん。増田さんが気になっていた『pink moon』をKacoさんも気になっていたとのこと。桜が咲く頃の満月をさす『pink moon』、風景を思い浮かべながら聴くと、より一層感情が溢れる。そして語らずにはいられない武田鉄矢さん作詞の『走れメロスのように』!どういう経緯で書いて下さることになったのか気になっていたので嬉しい。以前「いつか曲を書いてみたい」と仰っていたらしく、今回増田さんが曲のプロデュースをするということで、オファー。「気に入らなかったら、絶対に歌わないで」という考えがすごく“らしい”なと。NEWSの世代に、若い世代に歌って欲しい曲…すごくメッセージ性があるので、何度も繰り返してじっくり聴きたい。

そして加藤さんの短編について!今回-Interlude-はすべて歌詞カードに載っているから、短編という扱いで納得した。それにしても「短編書いてよ」と雑に振ってきたチーフの話が面白い(笑)寝る前に書いた箇条書きのメモを推され…松たか子さんに断られる前提でオファーしたらOKで…ここの部分だけを観ていると、コヤシゲの世間話を聞かせてもらっているような感覚になる(笑)

過去一アルバム制作を楽しんでいる増田さん、優しく話しながらも表情がイキイキしている…(すき)。

そしてコヤシゲでNEWSが4人から3人になった時のお話…。4人のNEWSが好きだった加藤さんは、3人になっても同じ気持ちでいられるかが…と。それだけ加藤さんにとって4人のNEWSの存在が大きかったんだな、と感じ取れる。6人から4人になった時は「傷だらけでもいくぞ」と思っていた加藤さんに対し「何も見えていなかった」という増田さん。逆に3人になった時に「NEWSを絶対に残す」という思いが強かった増田さんと「どうしたらいいんだろう」と悩んでいた加藤さん。これはきっと4人のNEWSの時に得たものが影響しているのかな……小山さんが言うように、本当に成熟した期間だったと思う。

NEWSが3人になってから、早2年…。加藤さん曰く“ふくよかな歌声”の増田さんが語る、NEWSの歌声について。歌声の種類がバラバラの3人が残り、どの歌声もなくてはならない。3つの歌声が揃ってこそNEWSの歌声!これからもこの3人でNEWSの素敵な楽曲を歌い続けて欲しい…。途中で小山さんの歌声についての話もあって、増田さんが“音圧”って表現していて…完全に小山さんへの優しさで溢れてた。一度過去にツアー中に喉を潰して“歌う責任”を感じ、ちょっと無理するのが好きな加藤さんが歌う姿を、生で見れるのを楽しみにしてます(笑)

最後に小山さんの音楽に対する心境の変化が知れてよかった。不安な気持ちが安心に変わるって相当な変化だし、しかも変化したのがSTORYの後ということで…ますますコンサートが楽しみ!

コンサートまで少ししかないけど、それまで全力で聴き込むぞ〜!!!