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BS時代劇『剣樹抄〜光圀公と俺〜』#2

もう1つのドラマ『二月の勝者』もあるので、1週間があっという間に感じる。2つのドラマを同時に撮っていた加藤さん凄いなぁと思いつつ、観るこちらも結構大変かもと思い始めている…。第1話は運良く観ることができた『剣樹抄〜光圀公と俺〜』。

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第2話は思いっきり仕事中だったので、録画して後日鑑賞。今回も、加藤さん演じる美しい氷ノ介が観られると思うと…ゾクゾクする!

冒頭から回想で出てくる氷ノ介。拾人衆の人相書きの達人にそっくりそのまま似顔絵を描かれて…。絵でも美しさが滲み出てるの凄い。風呂屋の勝山も認める男前だし、男女問わず惚れ惚れするくらい美しい氷ノ介。加藤さんにピッタリだなぁ…としみじみ。化粧をしてるのもあるけど、お顔のインパクトもかなりあるし。今回は渡辺という仲間が登場。火をつけた屋敷から盗んだお金を独り占めしようとしていた?けれど、氷ノ介にはそんなこともお見通しで…。2日後に持ってこいと言われたきり、行方をくらます渡辺。

第2話は風呂屋を中心に話が進んでいく。風呂屋の勝山は、一度人の名を聞いたら忘れない人物。拾人衆に入れそうなくらいの達人レベル。そんな勝山をマークする拾人衆。了助はまだまだ潜入には不慣れで、ターゲットの勝山をガン見してしまう(笑)そのせいで周りが、了助は勝山が“好き”だと誤解していて…。恋愛感情の“好き”ではないかもしれないけど“良い人”くらいの感情は持ってそうな印象。だから、浪人が勝山につっかかってきた時に闘おうとしたのかなと。結局は滑って転けて気を失ってしまったけど、そのおかげで勝山の家に潜入できることに。「懸命に生きていれば、神様みたいに優しい誰かが手を差し伸べてくれることがある」と了助に言った上で「もう二度とそんな神様は、私の前には現れないだろう」とも言う。それはつまり、懸命に生きることをやめてしまったということ?でも、了助には勝山の言葉の意味は理解できず…。ただ、光圀公の言葉も重なって、片山の家でたまたま見た手紙のことを急いで光圀公に話す了助。勝山が言っていた“懸命に生きる”イコール光圀公の元で“拾人衆として生きる”ということであり“人間になりたい”“良い人になりたい”という了助の理想にも近づくことに気づいたのかな。

シーンは変わって、空き家のような場所にいる渡辺と秋山。やはり2人は繋がっていたのか。渡辺に対して「兄上」という勝山。まさかの兄妹だったとは…。そこに現れる氷ノ介と仲間たち。と思ったら、光圀公とその仲間たちも現れる。激しい闘いの中、懸命に悪に立ち向かう了助。そして、第2話にして早くも叶った光圀公と氷ノ介の直接対決。暑苦しい男光圀と、氷のように冷たい男氷ノ介の殺陣シーンは、お互いに余裕があって美しい。

緊迫した場面が多いこのドラマだけど、泰姫と光圀公のシーンはほっこりする。数少ない、心休まるシーン(笑)お兄様と同じ時に同じことを考えていた光圀公も可愛いし…!

今回、了助が人としてとても成長していた。了助にとって“良い人”の勝山からの言葉が刺さったのか、大人しく光圀公に字を教わってるし「ありがとうございます」も言える子に…。勝山のその後が気になるけれど、もし、あんまり良い展開にならないとしても、私も了助と同じように“勝山は良い人で優しい人”というのはこれからもずっと信じたいと思った。

最後の氷ノ介のシーン、カッコよ。シワが寄る眉間、細める目、火を吹き消す唇……。悪人と分かっていても、惚れてまうやろーーー!!!