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ドラマ『二月の勝者-絶対合格の教室-』#10

ついに迎えてしまった最終回!子供たちの試験日!「終わるの淋しいよ…終わらないで…」と思いつつも「終わらないと皆のメンタルがヤバいよね…」ってなった(笑)果たして子供たちは全員志望校に合格し、二月の勝者になれるのか…!?

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お話は1月1日から始まる。お正月も関係なく塾に来る子供たち。1月からはもう模試は無く、どんどん本番の入試が始まっていく。2月に本命を受ける子供たちが多いけれども「1月受験を“練習”“前受け”と思わないように」「どんな舞台でも全力を出し切る者が二月の勝者となる」と、喝を入れる黒木。佐倉は自分が担任を持つRクラスの生徒に、試験当日に緊張したら深呼吸をするように言う。「そんなことか」と言う生徒もいたけど「案外バカにできない」と、深呼吸の方法を生徒たちに伝授する。

そして1番早い学校の受験が始まる。Ωの生徒は受けない学校だけど、応援しにきた橘先生…と思ったら、王羅の為に!時間ギリギリに来ても全く急ぐ気が無い、相変わらずな王羅(笑)急遽海王中学の受験が決まった島津くんの応援に行っていた黒木。島津くんは、自分1人が受けるこの試験会場に桜花の先生は誰1人来ないし「応援で合否が決まるなんてナンセンス」なんて言っていたけど、入り口近くに立つ黒木を発見!驚きつつも嬉しそうに駆け寄る島津くん。普段めっちゃ冷静で大人な考えを持つ島津くんが見せる幼気な笑顔…やっぱり彼もまだ子供なんだと安心した。手が震えて緊張している様だったけど、黒木に手を握られ、頷き合う2人…何か想いが通じ合っている様だ。

出願もネット、合格発表もネット…便利な時代になったもんだ。黒木の咳払いで集まる先生方。緊張感が高まる中、間違えて1分早くページにアクセスしてしまったお茶目な黒木。見事島津くんは合格。今年度の、合格者第一号となった。島津くんの母親からの電話に出る段階から嬉しさが滲み出ている黒木。森先生もウルウルしてるし、他の先生も自分のことのように喜んでくれている…!他の子供たちもそれぞれ合格していってて、とりあえず一安心。

桂先生が生徒たちに言っていた「受験は楽しい未来への通過点」という言葉が個人的には心に刺さった。自分の場合は高校受験だったけど、完全なる燃え尽き症候群になってしまったからだ。合格がゴールだと信じ切っていたあの時の自分に、この桂先生の言葉を教えてあげたい…。

講師室も、受験対策本部に。全員の結果が出るまで、講師以外の出入りは禁止!先生方に「不安になるのは頑張ってきた証拠」と生徒を激励するように言う黒木。佐倉が忘れた自転車の鍵を取りに戻ると、教室から光が漏れていて…。中を覗くと、黒木が呼吸を乱して脚をガクつかせていた。今まで自分が生徒にしてきたことが正しかったのかが受験で判明する、ということに不安になって打ちひしがれる黒木。生徒1人1人に真摯に向き合ってきた証拠だし「不安になるのは頑張ってきた証拠」と、黒木自身が言っていたじゃないか。佐倉が客観的に指摘して、黒木を支える。こういう時の佐倉は、なぜか毎回頼り甲斐があって安心する。

そして迎えた2月1日、受験本番!開成の島津くんと上杉くん、二葉女子学院のじゅりまる(佐倉のカイロに応援メッセージや紗良の応援もあって)。他のみんなもどんどん本命を受けていって…。早いところは試験当日の夕方には合格発表ということで、続々生徒たちの合格が決まっていく!そんな中、開成の合格発表を見守る先生方…。上杉くんは残念ながら不合格。一方、島津くんは合格!!!これには黒木も「よっしゃぁぁぁあああ」と大喜び。島津くんに「開成合格おめでとう」「開成チャレンジできて良かった」「島津がいなかったらチャレンジすることもなかった」と正直に言える上杉くんが単純に凄い。心が綺麗過ぎる。合格祝いに、しんちゃん特製スペアリブにハンバーガーなど、沢山注文してくれた黒木。皆でお祝いしている中、島津くんは黒木を呼び出して…。目標だった開成に合格して満足なこと、でも私学は贅沢だから辞退したこと、この開成に海王の合格は桜花のために…。島津くん、思考がカッコ良過ぎるって。

最後になってやっと登場した灰谷先生。相も変わらず黒木を待ち伏せしてるし。STARFISHの生徒の合格が気になっていた灰谷先生は、受験した2人とも合格だと聞いて「STARFISHへ連れて行って下さい」と黒木に頼む。お祝いのケーキを渡した後、黒木と話す灰谷先生。第6話で黒木が言っていた「私は星を拾って投げてるだけです」という言葉、これはローレン・アイズリーの『星投げびと』のことだった。“波打ち際に打ち上げられて干からびるのを待つヒトデを、自分の手の届く範囲だけでも拾って、海へ投げて返したい”“STARFISHを日本語ではヒトデ”と、やっと無料塾の名前の由来が分かった灰谷先生。そして、STARFISHの子供たちは学ぶことに、純粋に好奇心を持っている。黒木からの宿題に灰谷先生が辿り着いた答えは“学びの喜びを教えてくれる”だった。未来は子供たちが作る。灰谷先生は、自分なりにルトワックの子供たちの未来を見つめていく決心をする。そして黒木は、そういう灰谷先生がいたからルトワックを辞められたのだと言う。黒木を見つめる灰谷先生の眼は、ルトワック時代の尊敬の眼に戻っている気がした…。

こうしてまた1年が始まると思ったら、佐倉のデスクが…まっさら?中学校の教師に戻った佐倉。

 

【今回の灰谷先生】

最後にちょろっとだけの出演。なんたって、お受験ドラマの最終回、子供たちの受験シーンや合否発表シーンがメインだもんね。でも、STARFISHに自分から行きたいと言ったり、黒木の宿題の答え合わせができて良かった。これは、単純に灰谷先生が塾講師という職業を誇りに思っているから辿り着いた答えなのかな、と。たしかに灰谷先生は黒木にかなり執着していたけど、灰谷先生自身きちんとアイデンティティを持っていたし、とにかくこの仕事が好きなのかな、と。だからこそ、ルトワックだけでなくSTARFISHの受験生の合否も気になっていたし、黒木の宿題に向き合うことができたと思う。灰谷先生のネクタイが派手過ぎて笑っちゃったけど、黒木と灰谷先生の関係性が良い方に変わって良かった!

こんなに毎回見直して、振り返って、ブログにまとめたドラマは初めてだった(笑)この先学校の受験は流石にないと思うけど、採用試験とか資格の試験とかはあると思うし、そんな時はこのドラマで黒木や先生たちが言っていた言葉を思い出したいと思った。何かを応援する人の言葉って、力強くて温かい。一見クールに見える黒木だけど、その心の中は、メラメラと常に炎が燃えていた。いつでも気を抜かず、だからパタリと倒れたこともあったけど、他の先生に支えられながらこの1年を過ごした黒木。完璧そうな黒木でも周りの支えが必要で、1人だけでは生きていけない。受験だけでなく、目標に向かって進む全ての人にとって、このドラマがきっとその支えになるだろう。